苔テラリウムと多肉テラリウムはどっちがいい?おすすめキット8選で比較

苔テラリウムと多肉テラリウムのキット比較
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苔テラリウムと多肉テラリウム、どちらも素敵だけれど、どっちを選べばいいのか迷っていませんか。ガラスの中の小さな緑は、見た目こそ似ていても、育つ環境がまるで違います。好みだけで選ぶと、置き場所が合わずに枯らしてしまうこともあります。

先に結論をお伝えします。日の当たらないデスクで、しっとりした森の景色を楽しみたいなら苔テラリウムが向いています。日当たりのよい窓辺に置けて、水やりの回数を減らしたいなら多肉テラリウムを選びましょう。

この記事では、2つの違いを見た目・水やり・置き場所・虫やカビの出やすさで比べます。そのうえで、それぞれのおすすめキットを4タイプずつ、合計8つ紹介します。読み終えるころには、自分の部屋に合うのはどちらか、どのキットから始めればいいかがはっきりしているはずです。比較表を中心にまとめているので、短い時間でも判断しやすい内容です。

テラリウムそのものの種類や始め方から知りたい方は、テラリウムとは?種類・始め方・植物の選び方を初心者向けに解説もあわせてご覧ください。

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目次

苔テラリウムと多肉テラリウムの違い|どっちがいいか比較

苔と多肉植物は、好む環境が正反対の植物です。苔はしっとりした湿気と明るい日陰を好みます。いっぽう多肉植物は、乾いた空気と日光が大好きです。この違いが、容器の形や水やりの回数、置ける場所にそのまま表れます。

苔を使ったテラリウムには「コケリウム」と呼ばれる近いジャンルもあります。呼び方の違いが気になる方はコケリウムとは?苔テラリウムとの違いと始め方を初心者向けに解説もあわせてご覧ください。

比較項目 苔テラリウム 多肉テラリウム
見た目 緑一色の、しっとりした森や山の景色 ぷっくりした葉と砂で作る、乾いた庭の景色
水やりの頻度 フタつきは2〜3週間に1回、フタなしは2〜3日に1回の霧吹きが目安 春・秋は2週間に1回ほど、夏・冬は月1回ほどが目安
置ける場所 直射日光の当たらない明るい室内。窓から離れたデスクでも育つ レースカーテン越しに日が入る窓辺
虫・カビのリスク 湿気がこもるとカビが出やすい。小さな虫がわくこともある カビは出にくい。まれにカイガラムシがつく
容器 フタつきの密閉型も使える 口の広い開放型が基本

水やりの頻度は、季節や部屋の温度、容器の大きさによって前後します。土や苔の乾き具合を見ながら調整してください。

迷ったときは、置きたい場所に日が入るかどうかで決めるのがいちばん確実です。日当たりはあとから変えにくいため、見た目の好みより先に確かめておきましょう。

苔テラリウムが向いている人

  • 窓から離れたデスクや棚に置きたい
  • 緑のボリュームやみずみずしさを楽しみたい
  • フタつきの容器で、世話の回数をぐっと減らしたい

苔はもともと木陰や岩のそばで育つ植物で、強い光を必要としません。北向きの部屋や仕事用のデスクでも育てやすいのはそのためです。ただし直射日光が当たると、ガラスの中が高温になって苔が蒸れ、茶色く傷んでしまいます。

見た目のバリエーションをもっと見たい方は苔テラリウムのレイアウト|おしゃれに見せる3つの構図と作り方も参考にしてください。

多肉テラリウムが向いている人

  • 日当たりのよい窓辺にスペースがある
  • 水やりの回数をできるだけ少なくしたい
  • 形や色の違う植物を組み合わせて、カラフルに飾りたい

多肉植物は乾燥に強い反面、光が足りないと徒長(とちょう)します。茎がひょろひょろと間のびして、ぷっくりした姿が崩れてしまう状態のことです。日の入らない場所に置くつもりなら、苔テラリウムを選んだほうが失敗は少なくなります。


苔テラリウムのおすすめキット4選

苔テラリウムのキットは、自分で作るか完成品を飾るか、そしてフタがあるかどうかで選ぶと迷いません。ここでは、初心者でも扱いやすい4つのタイプを紹介します。

タイプ 作る手間 水やりの手間 価格帯の目安
道具つきオールインワンキット あり 容器のタイプによる 2,000〜4,000円前後
フタつき密閉ボトルキット あり 少ない 2,500〜5,000円前後
完成品の苔テラリウム なし 容器のタイプによる 3,000〜6,000円前後
LEDライトつきキット あり 少ない 5,000〜10,000円前後

価格は販売店や容器のサイズによって大きく変わります。表の金額は、選ぶときのおおまかな目安として見てください。

道具までそろうオールインワンの苔テラリウムキット

容器・苔・専用の土・化粧砂・ピンセットまで、一式がそろったタイプです。届いたその日に作り始められるので、材料選びでつまずく心配がありません。苔にはホソバオキナゴケやヒノキゴケなど、テラリウムで育てやすい種類がよく使われています。

  • 価格帯の目安:2,000〜4,000円前後
  • 向いている人:はじめての1作目を、迷わず確実に仕上げたい人

材料を単品でそろえたい方は苔テラリウムの材料はどこで買える?ホームセンター・100均・専門店を比較も参考になります。

手間を減らせるフタつき密閉ボトルの苔テラリウムキット

コルク栓やガラスのフタで閉じる、密閉型の容器を使うキットです。中の湿気が保たれるので、霧吹きは2〜3週間に1回ほどで済みます。平日は忙しくて世話が難しい人でも、無理なく続けられます。

湿気がこもるぶん、カビには気をつけたいところです。ガラスの内側がいつも水滴で真っ白なら、ときどきフタを開けて空気を入れ替えましょう。カビや枯れのサインと対処法は苔テラリウムが枯れる・カビる原因と対処法|症状別の見分け方で詳しく解説しています。

  • 価格帯の目安:2,500〜5,000円前後
  • 向いている人:水やりの回数をできるだけ減らしたい人

届いてすぐ飾れる完成品の苔テラリウム

職人や専門店が植え込んだ状態で届く、完成品のタイプです。苔の配置や石の組み方が整っているので、作る自信がなくても美しい景色をそのまま楽しめます。ギフト用の包装に対応するショップもあり、植物好きの人への贈りものにも向いています。

  • 価格帯の目安:3,000〜6,000円前後
  • 向いている人:作る工程より、眺める時間を楽しみたい人

暗い部屋でも育てやすいLEDライトつき苔テラリウムキット

容器にLEDライトを組み込んだもの、または専用ライトがセットになったものです。苔は強い光を必要としませんが、窓のない部屋では光がまったく足りません。ライトがあれば、日当たりに左右されずに置き場所を決められるでしょう。

夜に点灯すると、ガラスの中の緑がふわりと浮かび上がります。点灯時間は製品の説明に従い、タイマーで管理すれば手間もかかりません。

  • 価格帯の目安:5,000〜10,000円前後
  • 向いている人:窓から遠い場所に置きたい人、間接照明として飾りたい人

キットで作ったあとの水やりや置き場所は、苔テラリウムの育て方|枯らさない水やりと管理のコツを初心者向けに解説で詳しく解説しています。材料を自分でそろえて一から作りたい方は、苔テラリウムとは?作り方・育て方・材料の選び方を初心者向けに解説を読んでみてください。


多肉テラリウムのおすすめキット4選

多肉テラリウムのキットを選ぶときは、苗が入っているかどうかと容器の口の広さを必ず確認しましょう。多肉植物をフタつきの密閉容器に入れると、湿気がこもって数日で蒸れてしまいます。

タイプ 苗 作る手間 価格帯の目安
苗つき手作りキット あり あり 2,000〜4,000円前後
カラーサンドで描くキット 商品による あり 2,000〜4,000円前後
完成品の多肉テラリウム 植え込み済み なし 2,500〜5,000円前後
ミニ苗のセット あり(容器なし) あり 1,500〜3,000円前後

こちらも価格は目安です。苗の数や容器の大きさで値段が変わるため、中身とあわせて比べてみてください。

苗・土・容器がそろう多肉テラリウム手作りキット

ガラス容器・多肉植物用の土・鉢底石・化粧砂・苗がセットになったタイプです。多肉植物用の土は水はけがよく、ふつうの培養土で作るより根腐れ(ねぐされ)を起こしにくくなります。根腐れとは、土が湿ったままの状態が続いて、根が傷んでしまうことです。エケベリアやセダムなど、丈夫な種類の苗が入ったキットなら安心して始められます。

  • 価格帯の目安:2,000〜4,000円前後
  • 向いている人:材料を一度にそろえて、自分の手で作ってみたい人

カラーサンドで地層を描く多肉テラリウムキット

色の違う砂を層のように重ねて、ガラスの側面に模様を描けるキットです。白や青、茶色の砂を重ねると、海辺や砂漠のような景色が生まれます。植物を植える前の、砂の模様づくりから楽しめるのが魅力です。

苗が入っていない商品もあるため、購入前に中身の一覧を確かめておきましょう。

  • 価格帯の目安:2,000〜4,000円前後
  • 向いている人:植物だけでなく、器の中のデザインにもこだわりたい人

届いてすぐ飾れる完成品の多肉テラリウム

植え込み済みの状態で届くので、窓辺に置けばその日から楽しめます。土の量や苗の配置など、手作りでつまずきやすい部分をプロに任せられるのが利点です。届いたら箱から早めに出して、明るい場所で休ませてあげましょう。

  • 価格帯の目安:2,500〜5,000円前後
  • 向いている人:贈りものにしたい人、作る時間がとれない人

手持ちの器で楽しめる多肉植物のミニ苗セット

容器はすでに持っていて、苗だけを数種類そろえたい人に向くセットです。小さな苗が何種類か一度に届くため、色や形の組み合わせを自由に試せます。100均のガラス容器と組み合わせれば、費用をおさえて始められます。

  • 価格帯の目安:1,500〜3,000円前後
  • 向いている人:器選びから自分好みにしたい人、何個も作りたい人

作り方の手順や、枯らさない水やりのコツは多肉植物のテラリウムの作り方|枯らさない材料・手順・育て方を初心者向けに解説にまとめています。100均の材料で作りたい方は、テラリウムを100均で作る方法|材料・手順・コツを初心者向けに解説も役立ちます。


キット選びで後悔しないための3つのチェックポイント

苔か多肉かが決まっても、キット選びで迷う人は少なくありません。最後に、買ってから後悔しないための視点を3つ紹介します。

置き場所の日当たりから選ぶ

キット選びで最初に考えたいのは、どこに置くかです。置き場所ごとに、合うタイプをまとめました。

置きたい場所 おすすめのタイプ 理由
窓から離れたデスクや棚 苔テラリウム 強い光がなくても育つ
窓のない部屋 LEDライトつき苔テラリウム ライトで光を補える
レースカーテン越しの窓辺 多肉テラリウム 日光で締まった姿を保てる
直射日光が長く当たる窓辺 多肉テラリウム(夏は日差しを和らげる) 苔は高温で傷みやすい

多肉植物でも、真夏の強い直射日光はガラス越しだと葉焼けの原因になります。夏場はレースカーテンを1枚はさむと安心です。

作る楽しみか、飾る楽しみかで選ぶ

ピンセットで苔や苗を植え込む時間は、思った以上に夢中になれます。週末にじっくり手を動かしたいなら、手作りキットがぴったりです。

反対に、すぐに緑のある暮らしを始めたいなら完成品を選びましょう。作る楽しさは、2つ目から手作りキットで味わうこともできます。

中身と容器の形を確認する

同じ「キット」という名前でも、入っているものは商品ごとに違います。購入前に、次の点をチェックしておきましょう。

  • 苔や苗が入っているか、別売りか
  • ピンセットや霧吹きなどの道具がついているか
  • 多肉用なら、口の広い開放型の容器か
  • 置きたい場所に収まるサイズか

キットのタイプ別の特徴は、テラリウムキットの選び方|初心者におすすめのタイプと失敗しないコツでも詳しく比べています。


まとめ|苔テラリウムと多肉テラリウムは置き場所で選ぼう

苔テラリウムと多肉テラリウムのどっちがいいかは、置きたい場所の日当たりでほぼ決まります。最後に、ポイントを振り返っておきましょう。

  • 日の当たらないデスクや棚なら苔テラリウム、日当たりのよい窓辺なら多肉テラリウム
  • 苔は湿気と明るい日陰、多肉は乾燥と日光を好む
  • 水やりは苔のフタつきが2〜3週間に1回、多肉は春・秋で2週間に1回ほどが目安
  • 苔はカビ、多肉は日照不足による徒長に気をつける
  • 苔のキットは、オールインワン・密閉ボトル・完成品・LEDライトつきの4タイプから選ぶ
  • 多肉のキットは、苗つき手作り・カラーサンド・完成品・ミニ苗セットの4タイプから選ぶ
  • 購入前に、苗や道具の有無と容器の形を確かめる

手のひらサイズのガラスの中に、自分だけの小さな景色があるだけで、デスクまわりの空気はやわらかく変わります。ぜひ、あなたの部屋に合うキットをひとつ選んで、テラリウムのある暮らしを始めてみませんか?

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この記事を書いた人

盆栽・庭木・観葉植物の育て方や選び方を発信する「sabi-green.」の編集チームです。専門書や生産者・園芸店の情報、専門サイトの情報などをもとに、初心者が疑問に思いやすいポイントを整理してお届けしています。

「盆栽は難しそう」「すぐ枯らしてしまう」という悩みを自分自身も経験してきたからこそ、専門書的な正しさよりも、初心者が実際につまずくポイントに寄り添った情報をお届けしたいと考えています。

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