実もの盆栽とは?実の色で選ぶ種類と実つきをよくするコツ

実もの盆栽とは
  • URLをコピーしました!

小さな鉢に、赤やオレンジの実が色づく。そんな実もの盆栽の愛らしさに憧れて、育ててみたいと感じている方は多いのではないでしょうか。花とはまた違う、秋から冬にかけての彩りが魅力です。とはいえ、いざ始めようとすると「どの種類を選べばいいの?」「実がつかないと聞いて不安」と迷ってしまう方も少なくありません。実もの盆栽には、実をつけるための知識が欠かせません。

この記事では、実もの盆栽の魅力から、初心者におすすめの種類、選び方、実をたくさんつける共通のコツまでをわかりやすく解説します。読み終えるころには、自分にぴったりの一鉢を選び、季節の実りを手元で楽しむイメージがつかめるはずです。


目次

実もの盆栽とは?実を楽しむ盆栽

実もの盆栽とは、実の色づく姿を主役に楽しむ盆栽のことです。南天やピラカンサ、姫りんごといった樹を小さな鉢で育て、秋から冬にかけての実りを味わいます。花もの盆栽が花を、松柏(しょうはく)盆栽が幹や葉を楽しむのに対し、実ものは実の彩りが見どころです。

いちばんの魅力は、葉が落ちたあとも長く楽しめることです。多くの実は、落葉後も枝に残ります。花のように数日で終わることがなく、色づいてから長い期間、目を楽しませてくれます。寒い季節に彩りを添えてくれる、心強い存在です。

実ものを含む4つの系統の違いや、サイズ・樹形といった別の選び方の軸は盆栽とは?意味・起源・種類・育て方がわかる入門ガイドにまとめてあります。

実の色で選ぶ楽しみ

実もの盆栽は、実の色もさまざまです。好みの色から選ぶ楽しみもあります。

実の色 代表的な種類
赤 南天・ピラカンサ・ウメモドキ
オレンジ 老爺柿・ツルウメモドキ
黄 金豆(キンズ)
紫 紫式部

赤い実のにぎやかさ、紫の実の上品さと、色によって印象が変わります。飾りたい雰囲気に合わせて選べます。

黄色い実のキンズはキンズ(金豆)とは?実は食べられる?育て方と剪定の基本、紫の実をつける紫式部は紫式部(ムラサキシキブ)盆栽の育て方|秋の紫色の実を楽しむ剪定と管理のコツを初心者向けに解説、花も実も楽しめる姫りんごはりんごの盆栽(姫りんご)の育て方|実がならない原因と人工授粉で紹介しています。


初心者におすすめの実もの盆栽

実もの盆栽には多くの種類があります。まずは、育てやすく実つきのよい樹から始めるのがおすすめです。代表的な種類をまとめました。

種類 実の特徴 育てやすさのポイント
南天 冬の赤い実 丈夫で縁起もよい
ピラカンサ 秋冬の赤い実 一本で実がなり実つき豊か
姫りんご 春の花と秋の実 花も実も楽しめる
キンズ 黄色い実 香りも楽しめる

まず選びたい育てやすい種類

初心者に特におすすめなのが、ピラカンサと南天です。ピラカンサは一本の株でも実がなり、枝を覆うほど豊かに実ります。丈夫で育てやすく、実つきで悩みにくい樹です。

南天は、冬に赤い実をつける縁起のよい樹です。「難を転じる」に通じるとされ、古くから親しまれてきました。丈夫で手がかからず、初めての実もの盆栽にも向いています。

ピラカンサの詳しい育て方はピラカンサ盆栽の育て方|秋冬に映える赤い実とトゲの扱い方を初心者向けに解説、南天は南天(ナンテン)盆栽の育て方|赤い実をつける剪定と作り方で解説しています。


実もの盆栽の選び方と雌雄の注意点

実もの盆栽を選ぶときに、ぜひ知っておきたいのが雌雄の関係です。ここを見落とすと、実がつかずにがっかりすることになります。選ぶ前に確認しておきましょう。

樹の種類によって、実のつき方が異なります。

タイプ 特徴 例
雌雄異株 雌株と雄株があり、受粉が必要 ウメモドキ・老爺柿・ツルウメモドキ
一本で実がなる 一株だけで実をつける ピラカンサ・ベニシタン

初心者は実つきの株が安心

雌雄異株の樹は、雌株だけでは実がつかないことがあります。実を楽しむには、雄株を近くに置いて受粉させる必要があります。この仕組みを知らずに雌株だけを買うと、花は咲いても実がつきません。

初心者の方は、すでに実がついた株を選ぶか、一本で実がなる種類から始めると失敗しにくくなります。ピラカンサやベニシタンは一株で実がなるため、手軽に実りを楽しめます。

雌雄異株のウメモドキはウメモドキの育て方|実がつかない原因と剪定の時期・やり方、老爺柿は老爺柿盆栽の育て方|秋のオレンジの実を楽しむ受粉と管理のコツを初心者向けに解説、ツルウメモドキはツルウメモドキ盆栽の育て方|秋の実を楽しむ剪定・管理のコツを初心者向けに解説、一本で実がなるベニシタンはベニシタン(紅紫檀)の育て方|赤い実をつける剪定と管理のコツで詳しく扱っています。


剪定の時期や忌み枝の見分け方は盆栽の剪定の基本|時期・やり方・忌み枝の見分け方を初心者向けに解説で詳しく解説しています。

実をたくさんつける共通のコツ

種類は違っても、実をつける基本の考え方は共通しています。ポイントを押さえれば、毎年の実りを楽しめます。

実つきをよくする共通のコツは次の3つです。

  • しっかり日光に当てる:花芽の充実には十分な光が欠かせません
  • 窒素肥料を控える:葉ばかり茂ると実つきが悪くなります
  • 水切れを防ぐ:乾燥は花や実を落とす原因になります

とくに間違えやすいのが肥料です。窒素分の多い肥料を与えすぎると、枝葉ばかり茂って実がつきにくくなります。花や実を充実させるには、リン酸分を含む肥料を適量与えるのがコツです。また、実つきの時期の水切れは実を落とす原因になるので、乾燥に注意しましょう。

肥料の種類と与える量は盆栽の肥料の選び方と与え方|時期・量・樹種別のポイントを解説で解説しています。


実もの盆栽を選ぶ

ここで紹介した種類は、楽天市場でも実際に選べる。

まとめ|実もの盆栽で季節の実りを楽しもう

実もの盆栽は、秋から冬の実りを手元で楽しめる、彩り豊かな盆栽です。最後に、大切なポイントを振り返っておきましょう。

  • 実ものは、実の彩りが主役で、落葉後も長く楽しめる
  • 初心者には、ピラカンサや南天が育てやすくおすすめ
  • 雌雄異株の樹は、受粉に雄株が必要なので注意する
  • 初心者は、実つきの株か一本で実がなる種類が安心
  • 実つきの基本は、日光・窒素控えめ・水切れ対策

まずは、実つきの一鉢を、暮らしのそばに置いてみてください。寒い季節に色づく実は、日々にあたたかな彩りを添えてくれます。あなたも、お気に入りの実もの盆栽から始めてみませんか?

本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次